防府記念3日目展望
2026.11.02
防府記念「周防国府杯争奪戦」は2日目を終え、いよいよシリーズの大きな山場となる3日目を迎える。

二次予選では地元のエース・清水裕友が連勝を飾り、郡司、太田、松本らも順当に準決勝へと駒を進めた。
一方で落車も発生し、各選手の明暗が分かれる一日となった。
地元タイトル奪還を狙う清水が、このまま勢いに乗って決勝へ進むのか。
それとも強豪たちが地元の夢を阻むのか。まずは二次予選を振り返り、準決勝の注目カードを見ていきたい。
・二次予選回顧!各地区の実力者が存在感
まず注目したいのが7R。
山口拳矢が8番手という厳しい位置に置かれながらも、前団のもつれを見逃さず、2コーナー手前から一気に捲り切った。

体調面には不安を残しているようだが、それでも自力で勝ち切るあたりはさすが。
番手の山田久徳との中近コンビでワンツーを決めた。
8Rでは松本が力強い走りを披露。
大川が先行する展開から、好位を確保すると打鐘4コーナーから間髪入れずに仕掛け、最終2コーナー過ぎには前を捕らえた。
番手の小倉も続いて四国ワンツー。松本のダッシュ力と判断の良さが光った一戦だった。
9Rでは太田海也が持ち前のパワーを発揮。

浮島の動きに合わせて突っ張ると、その後も石塚慶一郎の仕掛けを封じ込め、最後まで力強く押し切った。
番手を回った地元の桑原も2着に続き、こちらもラインでの勝ち上がり。
太田自身も初日より状態が上向いていると話しており、準決勝へ向けて期待が高まる内容だった。
11Rは郡司が貫禄を示した。
阿部英斗が主導権を握る展開から、郡司は3番手に追い上げて脚をため、最終1センター過ぎに一気に踏み込んで前を捕らえた。

佐々木龍との神奈川ワンツー。
初日特選の敗戦からしっかり修正してきたあたりに、昨年のグランプリ覇者らしさを感じる。
そして12Rは清水。
町田との連係が一度乱れ、清水が追えずに後方へ置かれる場面もあったが、そこから自ら追い上げて最終ホームでは番手を奪い返す。
さらに2コーナーでは栗山の捲りをブロックし、最後は町田を差し切った。

初日特選に続く連勝で、地元記念奪還へ向けて順調な勝ち上がりとなった。
一方、10Rでは室井蓮太朗が貴志との激しい先行争いを制したものの、直線では三谷が内を突いて1着。

さらに後続で落車が発生し、南修二が落車棄権となった。
準決勝を前に大きな波乱もあった。
〜準決勝展望!決勝への切符を懸けた3つの激戦〜
【10R】松本-佐々木の四国コンビに注目。

町田-取鳥の中国勢、森田一郎-佐々木龍、山田久徳-三谷将太という構成だ。
主導権争いの中心は町田と森田になりそうだが、ここに松本がどう絡んでくるか。
二次予選で力強い捲りを決めた松本は好調を維持しており、位置を取ってからの仕掛けも鋭い。
町田が先行すれば取鳥にもチャンスが生まれるだけに、ライン同士の駆け引きが重要になる。
展開次第では佐々木豪の差し脚も怖い。
【11R】郡司-渡部の南関東ラインが中心。

対する山口拳矢-皿屋の中部勢、猿樂-桑原、室井蓮太朗-木村隆弘という構成に、瀬戸が単騎で挑む。
二次予選で見事な捲りを決めた郡司は、ここでも自力自在に立ち回れる強みがある。
ただし、山口拳矢も展開さえ向けば一発の破壊力は十分。
さらに若手の室井や猿樂が積極的に動けば、実力者同士が仕掛けるタイミングも難しくなる。
郡司が再び勝負どころを見極めて抜け出すのか、それとも山口がスピードで上回るのか注目したい。
【12R】今開催最大の注目カードといえるのが、太田海也-清水裕友-小倉竜二の中国・四国連係。

太田の番手に地元の清水、3番手には小倉という非常に強力な布陣が完成した。
太田は二次予選で突っ張り先行を決めており、状態面にも不安はない。
ここも世界クラスのスピードで主導権を握る展開が理想だろう。清水にとっては絶好の番手回りとなるが、地元記念の決勝進出が懸かるだけにプレッシャーも大きい。
太田を残しながら自分も勝ち切る、難しい判断が求められる。
ただし、長島や栗山、阿部英斗も侮れない。
特に阿部は二次予選で郡司に真っ向勝負を挑んだ若手。準決勝でも簡単には引き下がらないだろう。
〜地元の夢か、強豪の意地か!〜
二次予選では清水、太田、郡司、松本と実力者がしっかり結果を残した。
準決勝はそれぞれのライン構成も魅力的で、どのレースも見応え十分だ。
なかでも清水にとっては、同一記念7連覇こそ逃したものの、地元タイトル奪還へ向けて絶対に負けられない一戦。
太田という頼もしい前を得た今、決勝進出への期待は大きい。
地元ファンの声援を背に清水が決勝へ進むのか。それとも郡司や松本ら他地区の強豪が立ちはだかるのか。
防府記念はいよいよクライマックスへ向けて熱を帯びてきた。
