京王閣記念3日目展望
2026.10.19
どうも!てんのうです!
京王閣記念「ゴールドカップレース」は、いよいよ3日目。

シリーズも準決勝を迎え、決勝進出を懸けた争いが本格化する。
ここからは、勝負どころで一瞬の判断を誤れば、実力者であっても決勝への道が閉ざされる厳しい戦い。
今回は10Rから12Rまで、それぞれ異なる見どころがある。
初日の苦戦から立て直した石原と好調な篠田や、杉浦と山崎賢人による主導権争い、そして地元・鈴木竜士と共同通信社杯を制した佐々木悠葵の連係。
さらに、波乱を演出する可能性を秘めた橋本宇宙までと好メンバー揃いということで展望していきたい。
【10R】石原の修正力か、好調・篠田の勢いか
10Rでまず注目したいのは、GIウイナー石原の走りだ。

初日特選では相手の厳しい警戒を受け、8番手という苦しい位置からのレースとなった。
GIタイトルを獲得したことで、石原に対する周囲の見方は明らかに変わっている。
持ち味の先行力を警戒され、簡単には自分の形に持ち込めない。
タイトルホルダーとして戦う難しさを、初日から突きつけられた格好だった。
しかし、二次予選ではその悔しさを晴らすような走りで1着。
初日の敗戦を引きずることなく、しっかりと結果を残して準決勝へ駒を進めた。
初日の反省を踏まえ、改めて自分の力を出し切ることに集中できた点。
強い選手ほど、敗戦から何を学び、次のレースでどう修正するかが重要になる。
準決勝でも相手の警戒は続くだろう。
それでも、初日のように後方へ置かれる展開を避け、自分からレースを動かせるかがポイントになる。
石原が主導権を握るのか、それとも相手の動きを見ながら勝負どころを探るのか。
仕掛けの選択が勝敗を左右しそうだ。
対する篠田も侮れない。

今開催は一次予選、二次予選を連勝。脚の状態が良く、シリーズを通して安定した走りを見せている。
二次予選後には、仕掛けがもう少し早ければラインで決められたという趣旨の反省も口にしており、本人の中にも改善すべきポイントが見えている。
この反省が準決勝で生きれば、さらに内容の濃いレースが期待できる。
石原という強力な相手がいるからこそ、受け身にならず、自分のタイミングで仕掛けられるかが重要だ。
石原の実績と修正力を取るか、篠田の勢いと好調さを取るか。
10Rは両者の力比べだけでなく、どちらが先に勝負を動かすかにも注目したい。
【11R】杉浦と山崎賢人の主導権争い。
S班・阿部拓真は前回りで勝機を探る
11Rは、杉浦侑吾と山崎賢人という強力な自力型の存在がレースの鍵を握る。
杉浦は一次予選で1着、二次予選でも2着と、安定した走りで勝ち上がってきた。

持ち味は先行力と、長い距離を踏んでも簡単には失速しない力強さ。
相手が強くても、自ら主導権を握って勝負できる点が魅力だ。
一方の山崎賢人は、初日特選を制すると、二次予選も1着。

スピードを武器に連勝で準決勝へ進出している。
初日特選では好位置から鮮やかなまくりを決めており、展開をつかんだときの破壊力は十分。
今回も勝負どころで一気に踏み込む走りが期待される。
ここで焦点となるのは、どちらが主導権を握るのかという点だ。
杉浦が先に動いてペースを作れば、山崎はどの位置から仕掛けるのか。
逆に山崎が早めに巻き返す展開になれば、杉浦も簡単には引けない。
互いに持ち味を発揮しようとすれば、早い段階から激しい主導権争いになる可能性がある。
そして、この争いを見極めるうえで欠かせないのが、唯一のS級S班として参戦する阿部拓真だ。

今回は自ら前回りを選択し、自力自在の立場で勝機を探る。
ラインの後ろで展開を待つだけではなく、自ら位置を取り、状況に応じて動けることが強みになる。
杉浦と山崎が互いに脚を使う展開になれば、阿部にとってはその動きをどう利用するかが重要になる。
前の争いを冷静に見極め、仕掛けるべきタイミングを逃さないことが求められるだろう。
もちろん、強力な自力型がそろうだけに、簡単なレースにはならない。
阿部が早めに動くのか、相手の仕掛けを待って勝負するのか。
その判断が結果を大きく左右するはずだ。
11Rは単純な先行力の比較だけでなく、主導権争いの結末と、そこから生まれる展開の変化まで考えておきたい一戦となる。
【12R】地元・鈴木竜士と佐々木悠葵が中心。
橋本宇宙の一発にも警戒
シリーズ最後の準決勝となる12Rは、地元の鈴木竜士と佐々木悠葵の連係に注目したい。
鈴木は一次予選で2着、二次予選では1着と、着実に調子を上げながら勝ち上がってきた。

地元記念で決勝進出を狙う立場だけに、ここは何としても突破したい一戦となる。
地元選手にとって、記念競輪の準決勝は特別な意味を持つ。
ファンの期待を背負う中で、結果を求められるプレッシャーもある。
それでも鈴木は二次予選でしっかり結果を残し、地元での優勝争いへ向けて前進した。
そして前を任せる佐々木悠葵も、シリーズを通じて注目したい存在だ。
佐々木は共同通信社杯を制した実力者。

自力を中心に自在な組み立てもでき、位置取りから仕掛けまで柔軟に対応できる点が強みだ。
現在は賞金ランキング上位につけ、グランプリ出場争いという意味でも一戦一戦の結果が重要になる。
今回も、ただ先行するだけではなく、相手の動きを見ながら中団を確保し、得意のまくりを繰り出す形が理想となる。
鈴木にとっても、佐々木がどのような位置から仕掛けるかは重要なポイントだ。
地元の鈴木が佐々木の力を引き出し、最後に差し脚を伸ばすのか。
それとも佐々木が自らのスピードで押し切るのか。両者の連係が機能すれば、決勝進出へ向けて大きなチャンスとなる。
ただし、中心となる両者だけで決着するとは限らない。
穴で警戒したいのが橋本宇宙だ。

橋本は一次予選で3着、二次予選では1着と、勝ち上がりの中で存在感を示している。
準決勝では単騎での戦いとなるが、ラインの制約がないぶん、展開を見ながら自分のタイミングで動ける可能性がある。
もちろん、単騎で強豪ぞろいの準決勝を突破するのは簡単ではない。
位置取りが難しくなり、仕掛けどころを失えば苦しい展開にもなる。
それでも、前のライン同士がけん制し合ったり、主導権争いが激しくなったりすれば、思わぬところからチャンスが生まれる。
橋本がどの位置を確保し、どのタイミングで勝負に出るのか。
人気を集める鈴木と佐々木の連係に注目が集まる一戦だからこそ、展開ひとつで浮上する穴候補として押さえておきたい。
京王閣記念3日目は、決勝進出を懸けた重要な準決勝がそろった。
10Rは初日から修正してきた石原と、連勝で勢いに乗る篠田の対決。
11Rは杉浦侑吾と山崎賢人の主導権争いに、S班・阿部拓真がどう絡むか。
そして12Rは地元・鈴木竜士と佐々木悠葵の連係を中心に、単騎の橋本宇宙が波乱を演出する可能性も考えておきたい。
準決勝では、力のある選手が必ずしも自分の形で走れるとは限らない。
ラインの構成や相手の動きによって、展開は大きく変わる。
だからこそ、選手の実績だけでなく、今開催の状態や勝ち上がりの内容を踏まえて判断することが重要。
誰が主導権を握り、誰がその流れを利用するのか。
3つの準決勝それぞれに異なる見どころがあり、決勝へ進む選手を見極めるうえでも見逃せない一日となるだろう。
