2026.10.18

どうも!
てんのうです!

京王閣記念「ゴールドカップレース(GIII)」は初日から波乱の幕開け!

初日特選を制したのは山崎賢人。

2着に嶋津拓弥、3着には阿部拓真が入り、3連単は24万1980円という高配当となった。

実績上位の選手がそろった特選で、なぜこれほどの配当が飛び出したのか。

 

まずはレースを振り返っていきたい。

 

山崎賢人が好機を逃さず一撃!

 

レースを主導したのは岩本俊介だった。

 

自力を持つ岩本が先行態勢に入り、各ラインが仕掛けるタイミングをうかがう展開。

 

その中で勝負どころを逃さなかったのが山崎賢人だった。

 

注目すべきは、山崎が無理に位置を取りにいくのではなく、南関勢とともに上昇して3番手を確保したこと。

 

石原颯が後方に引いたことで、山崎にとっては仕掛けるための好条件が整った。

 

そして最終2コーナーからスパート。

 

岩本が作った流れを利用しながら、持ち味のスピードを存分に発揮した。

 

後続のもつれに左右されることなく、鮮やかにまくり切っての勝利だった。

 

一方、岩本を目標にした嶋津拓弥が2着に粘り、阿部拓真が3着に食い込んだ。

 

山崎のまくりが決まる一方で、先行した岩本の後ろから嶋津が伸び、阿部も上位に届くという結果。

 

人気を集めた選手が思い描いた展開に持ち込めなかったことも、高配当につながった要因だろう。

 

競輪では、単純な脚力比較だけでなく、どの位置を確保し、誰の仕掛けに乗れるかが結果を大きく左右する。

 

山崎はその重要なポイントを押さえ、勝負どころで迷わず踏み込んだ。

 

近況は記念優勝から遠ざかっていた山崎だが、今回の勝利は持ち味のスピードを改めて示すものとなった。

 

シリーズはまだ始まったばかり。

 

初日特選の勝利を弾みに、ここからどこまで勝ち上がれるか注目したい。

 

GIウイナー石原颯にとって、これまでとは違う戦いが始まった!

 

今回の特選で、もう一つ注目しておきたいのが石原颯の走り。

 

直前の寬仁親王牌でGI初優勝を果たし、タイトルホルダーとして京王閣に乗り込んだ石原。

 

これまで以上に注目を集める立場となったが、初日特選では警戒され、8番手という苦しい位置に置かれた。

 

岩本が先行する展開の中で、石原は後方からの組み立てを余儀なくされた。

 

結果的に山崎が3番手からまくりを決めたことを考えても、前方で勝負できる位置を確保した選手と、後方に置かれた選手とでは、仕掛けの選択肢に大きな差が生まれた。

 

もちろん、今回の敗戦だけで石原の評価を下げる必要はない。

 

むしろ、GIを獲得したことで、相手の警戒が一段と厳しくなったことをどう受け止めるかが重要になる。

 

これまでは持ち前の先行力やスピードを生かし、自分のタイミングで仕掛けることができた場面でも、今後は相手が簡単に主導権を渡してくれない。

 

早めに動けば脚を使わされ、後方に構えれば今回のように苦しい位置になる可能性がある。

 

タイトルを獲ったことで、石原は新たな課題に直面している。

 

これは一流選手へと成長していく過程で避けては通れない壁ともいえるだろう。

 

大切なのは、今回のような展開を経験し、次にどう修正するか。

 

相手の警戒を上回る仕掛けや、位置取りの工夫を身につけることができれば、さらに強い選手へと成長するはずだ。

 

GIウイナーとしての初めての壁を乗り越え、石原がもう一皮むけることに期待したい。

 

一次予選で光った選手たち

 

特選だけでなく、一次予選にも今後につながる走りがあった。

 

まず取り上げたいのが小堀敢太。

落車明けという状況もあり、状態面が気になる中で迎えた今回の開催。

 

初日のレースでは長い距離を踏む競走を見せた。結果だけを見れば3着だったが、先行して自らレースを作った点は評価したい。

 

落車後は、以前と同じ感覚で踏めるか、勝負どころで思い切った仕掛けができるかなど、実戦で確認すべき部分が多い。

 

そうした中で長い距離を踏んだことは、今後の戦いを見極めるうえで重要な材料になる。

 

もちろん、一走だけで完全復調と判断するのは早い。

 

それでも、自ら主導権を握ろうとする姿勢が見られたことは収穫だろう。

 

二次予選以降、どこまで粘り強さやスピードを発揮できるか、引き続き注目したい。

 

次に伊藤信。

直前にはイギリスで開催された「UCIマスターズ世界選手権自転車競技トラック」の男子40~44歳カテゴリー、スプリントで優勝するなど、状態面の仕上がりがうかがえる。

 

そして初日の一次予選でも1着を確保。

 

競技種目は異なるものの、世界選手権で結果を残して京王閣に乗り込んできた勢いを、実戦でも示した格好だ。

 

伊藤のようにスピードを武器とする選手は、仕掛けどころと展開がかみ合えば、上位陣を相手にしても一発がある。

 

今回の勝利で勝ち上がりを決めたことは大きく、二次予選でもそのスピードをどこまで生かせるかが見どころとなる。

 

そして地元勢では鈴木竜士にも注目したい。

初日は間髪入れずに仕掛け、主導権を握る積極的な走りを披露。

 

結果は高橋築に差されたものの、地元記念で前々に攻める姿勢を見せたことは評価できる。

 

地元選手にとって、記念開催は結果を求められる特別な舞台。

 

勝ち上がりを意識するあまり仕掛けが遅くなるケースもあるが、鈴木は自らレースを動かし、ラインで上位を狙う形を作った。

 

初日の内容を踏まえれば、ここからさらに調子を上げてくる可能性もある。

 

2日目以降は、結果だけでなく内容にも注目。

 

初日特選では山崎賢人が鮮やかなまくりで高配当を演出し、石原はGIウイナーとして新たな警戒に直面した。

 

一方、一次予選では小堀の積極性、伊藤信のスピード、そして鈴木竜士の地元での攻める姿勢が印象に残った。

 

記念競輪は、勝ち上がりの結果だけで選手の評価を決めるのではなく、どのような展開で脚を使い、何を見せたかを確認することが重要だ。

 

特に石原のように相手の警戒が強まる選手や、小堀のように状態を見極めたい選手は、着順だけでは測れない部分がある。

 

二次予選では、初日の反省を生かして組み立てを修正する選手も出てくるはず。

 

初日の結果とレース内容を整理しながら、準決勝へ向けて誰が勢いをつかむのかを見極めていきたい。