2026.10.24

どうも!
てんのうです!

熊本バンクで開催されている、熊本競輪記念「火の国杯争奪戦(GIII)」はいよいよ3日目を迎える。

シリーズも後半戦に突入し、本日のメインは決勝進出を懸けた準決勝3個レース。

 

ここまで勝ち上がってきた実力者たちが、明日の決勝9枠を巡って激突する。

 

記念競輪の準決勝は、単純な脚力比較だけでは予想できない。

 

決勝進出という明確な目標があるからこそ、ラインのために早めに動く選手もいれば、最後の直線まで勝機をうかがう選手もいる。

 

仕掛けのタイミングや位置取りひとつで、結果が大きく変わる一日。

 

今回は10Rから12Rまで、それぞれのライン構成と展開のポイントを整理していきたい。

 

10R準決勝〜深谷知広の先行力か、山口拳矢の一撃か〜

まず注目したいのが10R。

並びは以下の想定となっている。

初日特選を制した深谷が、再び簗田を連れて戦う一戦だ。

 

深谷は初日特選で1着を獲得し、シリーズ序盤から好調ぶりをアピール。

 

二次予選でも2着に入り、安定した勝ち上がりを見せている。

 

ここでも持ち味の先行力を生かして主導権を握り、決勝へ駒を進めたいところだ。

 

ただし、今回は深谷だけを見ていればいいわけではない。

 

警戒したいのが山口拳矢。

 

二次予選を1着で突破しており、状態面でも勢いを感じさせる。

 

深谷が主導権を握る展開になれば、山口はその動きを見極めながら、捲りを仕掛けるタイミングを探ることになるだろう。

 

深谷が早めに駆ければ、番手の簗田にも絶好の展開が訪れる。

 

一方、深谷が仕掛けをためらうようなら、山口のスピードが一気に生きてくる可能性もある。

 

さらに、猿樂を先頭に河端、橋本強と続くラインも見逃せない。

 

猿樂が積極的に動けば、レース全体のペースが上がり、別線の仕掛けどころも変わってくる。

 

予想のポイントは、深谷がどこまで自分のペースで主導権を握れるか。

 

そして山口がその後ろからどのタイミングで仕掛けるか。

 

深谷の力を信頼するだけでなく、別線のスピードが生きる展開まで想定しておきたい準決勝だ。

 

11R準決勝〜眞杉匠と松本貴治、実力者同士の攻防〜

続いて11R。
ここは眞杉と松本貴治という、強力な自力型の存在がレースの中心となる。

 

並びは以下の想定だ。

眞杉は初日特選で3着、二次予選では1着。初日の結果からしっかりと立て直し、準決勝へ勝ち上がってきた。

 

番手には坂井がつく。

 

眞杉が持ち味の先行力や捲りを発揮できれば、坂井にも決勝進出のチャンスが広がる。

 

関東ラインとしては、眞杉がどの位置から仕掛けるかが大きなポイントになる。

 

対する松本貴治も侮れない。

 

初日特選では7着だったが、二次予選では1着を獲得。

 

前走の寛仁親王牌で決勝2着に入った実力を、今シリーズでも発揮し始めている。

 

番手には小川真太郎。

 

松本が好機に仕掛けられれば、四国ラインで上位独占を狙える構成だ。

 

このレースで難しいのは、眞杉と松本が互いに相手の仕掛けを意識せざるを得ない点だろう。

 

眞杉が早めに主導権を握れば、松本は捲りのタイミングを探ることになる。

 

反対に松本が先に動けば、眞杉も後手を踏まないように対応する必要がある。

 

また、別線の伊東や棚瀬がどのように動くかも重要。

 

主力同士がけん制し合う展開になれば、別線の仕掛けが思わぬ波乱を呼ぶ可能性もある。

 

ここは眞杉の総合力と、松本貴治の近況の勢いをどう評価するかが予想の分かれ目。

 

人気だけで決めるのではなく、初日からの上積みやラインの結束力、仕掛けの順番まで考えたい一戦。

 

12R準決勝〜地元S班・嘉永泰斗が決勝進出を懸ける!〜

 

3日目の最後を締めくくる12Rは、地元ファンの注目を集める嘉永泰斗が登場する。

 

新しい熊本バンクで開催される記念競輪。地元のS級S班として、決勝進出への期待は大きい。

 

今回の並びは以下の想定だ。

何より注目したいのは、東矢-嘉永-中川誠一郎という地元3車ラインだ。

 

東矢は一次予選、二次予選と連勝で勝ち上がり、勢いに乗っている。

 

嘉永を後ろに従える今回は、自分の勝ち上がりだけでなく、地元の先輩を決勝へ送り込むためにも、積極的な走りが期待される。

 

嘉永にとっても、これ以上ないライン構成といえるだろう。

 

自分が前で戦うのではなく、東矢の先行力を生かしながら番手から勝負できるのは大きい。

 

そして3番手には中川誠一郎。

 

地元を知り尽くしたベテランが後ろを固めることで、ラインとしての厚みも増す。

 

もちろん、地元ラインだからといって簡単に決まるわけではない。

 

対抗となるのは、森田優弥-宿口陽一の関東ライン。

 

森田も自力で勝負できる選手であり、早めに仕掛けて地元ラインに主導権を渡さない展開も考えられる。

 

さらに、小原佑太-菅田の北日本ラインや、西岡利起-三谷竜生の近畿ラインも展開次第では浮上する余地がある。

 

東矢が主導権を握れば、嘉永にとっては絶好の番手戦。

 

ただし、別線が早めに動いて踏み合いになれば、嘉永自身が判断を迫られる場面も出てくるだろう。

 

地元ラインの結束力を信頼しつつ、嘉永がどこで踏み込むのか。ここが12R最大のポイントになる。

 

地元記念の決勝に進むためには、結果を残さなければならない。

 

東矢の先行、嘉永の番手戦、中川の追走。この3人がどのような連係を見せるのか、注目したい。

 

熊本バンクだからこそ、最後の直線まで目が離せない

 

熊本競輪場は周長400mでありながら、見なし直線は60.3mと長い。

再開前の500mバンク時代を思わせる特徴を残しており、直線での追い込みにも注意が必要だ。

 

準決勝では、決勝進出を意識して早めに仕掛ける選手がいる一方、最後まで脚を温存して直線勝負に持ち込みたい選手もいる。

 

そのため、先行選手の力だけで判断するのではなく、番手の差し脚や別線の捲り、さらには3番手からの伸びまで考える必要がある。

 

特に今回の3レースは、深谷、眞杉、松本貴治、嘉永といった実力者がそろっており、それぞれのライン構成にも違いがある。

 

ラインの人数と役割を確認し、どの選手が主導権を握りそうなのか、どの選手に展開が向くのかを整理することが、予想を組み立てるうえで重要になる。

 

ま決勝へ進む9人は誰になるのか?

 

熊本記念3日目は、シリーズ最大の山場の一つとなる準決勝が行われる。

 

10Rは深谷の先行力と山口拳矢のスピードの対決。

11Rは眞杉と松本貴治の攻防。

そして12Rは地元S班・嘉永が東矢圭吾、中川誠一郎と組む地元3車ラインに注目したい。

 

どのレースも実力者がそろっているだけに、単純な力比べでは決まらない可能性がある。

 

ラインの結束力、仕掛けのタイミング、そして熊本の長い直線を踏まえた展開予想が重要だ。

 

特に地元の嘉永が決勝進出を果たせるかは、今開催を盛り上げる大きなポイント。

 

東矢がどこまで主導権を握り、嘉永がその展開を生かせるかに注目したい。

 

新しい熊本バンクで初めて開催される記念競輪。その決勝に名を連ねる9人は誰になるのか。

 

各ラインの思惑が交錯する準決勝を、最後の直線までしっかりと見届けたい。