2026.10.21

どうも!てんのうです!

 

京王閣競輪場を舞台に開催された京王閣記念は、最終日の決勝で大きな見どころが生まれた。

優勝を手にしたのは、関東勢の中心として決勝に臨んだ佐々木悠葵。

杉浦の先行を受け、勝負どころで自ら踏み込んで記念タイトルを獲得した。

 

今回の優勝は、単に一つの記念競輪を制したというだけではない。

 

賞金ランキング9位でグランプリ出場を目指していた佐々木にとって、年末の大一番へ大きく近づく価値ある勝利となった。

 

賞金争いが本格化する終盤戦で結果を残し、今後への期待を高める内容だった。

 

杉浦の先行と、佐々木が選んだ勝負のタイミング

決勝でまず注目したいのは、前を任された杉浦の走りだ。後ろには佐々木、鈴木、高橋築、鰐淵と続く布陣。

 

5車の厚みを生かすには、杉浦が主導権を握ることが重要だった。

 

一方、中国四国勢は石原-取鳥、南関東勢は岩本-嶋津という構成。

 

各ラインが優勝を狙うなか、関東勢に簡単にペースを握らせるわけにはいかない。

 

岩本の仕掛けが流れを変える可能性もあり、杉浦の先行力と佐々木の判断が焦点となった。

 

レースでは杉浦が突っ張って先行。

 

前を譲らず主導権を握り、後続に有利な流れをつくった。

 

長い距離を踏みながら別線の反撃を警戒する走りは、後ろの選手にとって大きな支えとなった。

 

岩本が動きを見せた局面で、佐々木は待ちに入らず前へ踏み込んだ。

 

仕掛けが遅れれば別線にのみ込まれ、早すぎれば末脚を失う難しい場面だったが、佐々木は絶妙なタイミングで抜け出した。

 

前の走りを生かしつつ、自ら勝ち切る判断力が光った。

 

番手の選手は有利な位置にいるだけで勝てるわけではない。

 

前の選手がつくった流れを読み、相手の動きを確認し、最後は自分の脚で決着をつける必要がある。

 

佐々木はその役割を果たし、記念タイトルを手にした。

鈴木竜士の追い込みも見逃せない

2着に入った鈴木竜士の走りも見事だった。佐々木が抜け出したあとも鋭く追い込み、ゴール前では優勝者に迫った。

結果は佐々木が1着、鈴木が2着、高橋築が3着。

 

関東勢の上位独占は、単に人数の多さだけで生まれたものではない。

 

杉浦が前で主導権を取り、佐々木が勝負どころで動き、鈴木が最後まで伸びた。それぞれが役割を果たした結果である。

 

鈴木にとっては、地元記念の優勝にあと一歩届かない惜しい2着。

 

それでも、最後まで佐々木を脅かした伸びは高く評価できる。高橋も3着に入り、関東勢の層の厚さを示した。

杉浦は最終的に9着となったが、前で主導権を握り、後ろに勝機をつないだ貢献は大きい。

 

着順だけでは測れない働きが、今回の決着を支えた。

 

グランプリへ向けて、価値ある記念優勝

 

今回の勝利が持つ最大の意味は、佐々木のグランプリ出場争いにある。

 

レース前の賞金ランキングは9位だったが、優勝賞金など約672万円を加え、8位へ浮上した。

年末の出場枠を争ううえで、大きな前進となった。

 

もちろん、出場が確定したわけではない。今後のGIや記念競輪の結果によってランキングは変動する。

 

それでも、プレッシャーのかかる終盤戦でタイトルを獲得したことは、佐々木にとって大きな自信になるはずだ。

 

今回の決勝は関東勢の厚みだけでなく、佐々木の勝負勘が勝敗を分けた一戦だった。

 

杉浦の先行を土台に、相手の動きへ即応し、鈴木の追撃を振り切った。

 

連係と個々の脚力がかみ合ったことで、関東勢の上位独占につながった。

 

京王閣記念を制した佐々木悠葵は、賞金ランキング9位からグランプリを現実的に狙える位置へ進んだ。

 

ここからも安定した結果が求められるが、今回の勝利で年末の争いに大きな弾みをつけたことは間違いない。

 

今後、どこまで存在感を高めていくのか注目したい。